母体胎児コース
当院は、日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設、日本周産期・新生児医学会周産期(母体・胎児)専門医認定施設で、小児専門病院としての特殊性を活かし、関連各科と連携してあらゆる胎児・新生児疾患に対応できる高度な周産期管理を学ぶことができます。また、胎児超音波スクリーニング、羊水検査、絨毛検査、母体血胎児染色体検査(NIPT)などの胎児診断や、双胎間輸血症候群に対する胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術(FLP)、TRAP sequence(無心体双胎)に対するラジオ波凝固術、胎児胸腔-羊水腔シャント術、胎児輸血などの胎児治療の研修もできます。当院で管理する胎児疾患は年間約200例で、うち胎児心臓病は年間約150例であり、また胎児治療は年間約30例実施しており、数多くの胎児疾患症例を経験することができます。希望があれば、新生児集中治療の研修も可能です。(1年間コースでは3ヶ月、2・3年間コースでは6~12ヶ月)。
周産期センター長 月森清巳