
ホーム > 患者の皆様へ > 救急診療体制 > 高度救急医療の提供
当院では基本方針「高度救急・高度専門医療を提供します」に基づき、救急科を運営しています。1年間の救急車搬送件数は、平成22年度より2,000件を超えています。救急患者が搬送されると同時に、救急科医師および各診療科の医師が協力し合いながら迅速に診断、治療を開始します。
平成22年度より脳卒中ケアユニットが設置され、365日24時間、神経内科、脳外科医師が常駐する体制となりました。内科、外科、循環器科、整形外科、麻酔科においても、オンコール体制により、休日、夜間24時間対応可能です。
当院で受け入れ可能な救急疾患は、当院の標榜診療科に従い概ね下記のようになっています。
診療科 |
疾患分類 |
疾患内容 |
---|---|---|
内科 | 消化管 |
急性胃腸炎 胃潰瘍 消化管出血 腸閉塞 |
肝胆膵 |
黄疸 肝炎 胆石症発作 急性膵炎 |
|
糖尿病 |
低血糖発作 糖尿病性ケトアシドーシス |
|
外科 | 消化器外科 |
急性腹症 腹膜炎 消化管穿孔 消化管出血 |
肝胆膵外科 |
肝破裂 急性化膿性胆管炎 |
|
血管外科 |
腹部大動脈破裂 急性動脈閉塞症 |
|
循環器内科 | 急性冠症候群 |
急性心筋梗塞 狭心症 |
心不全 |
心臓弁膜症 |
|
大動脈疾患 |
解離性大動脈瘤 肺梗塞 |
|
不整脈 |
心房細動 房室ブロック |
|
脳神経内科 | 脳血管障害 |
急性期脳梗塞 |
痙攣 |
意識消失を伴う痙攣発作 |
|
脳神経外科 | 脳血管障害 |
クモ膜下出血 脳出血 |
頭部外傷 |
急性硬膜外血腫 外傷性クモ膜下出血 頭蓋骨骨折 |
|
整形外科 | 四肢外傷 |
大腿骨頚部骨折 上腕骨骨折 四肢脱臼 |
脊椎外傷 |
中心性脊髄損傷 |
|
骨盤外傷 |
骨盤骨折 |
|
眼科 | 外傷 |
眼窩底骨折 |
その他 |
緑内障 中心性網膜静脈閉塞症など |
平成28年10月22日(土曜日)福岡市東区九州大学病院構内にて、第10回福岡メディカルラリーが開催されました。メディカルラリーとは、医師、看護師、救急救命士による医療チームが、事故や災害・急病人発生などの仮想現場において、限られた時間内で、いかに迅速かつ的確に診断と治療を行えるかを競い合う救急技能コンテストです。
福岡市民病院から医師2名(卒後臨床研修医1年次および2年次)と看護師2名、筑紫野太宰府消防本部から救急救命士2名がタッグを組み、白熱した救命活動を繰り広げました。当院では卒後救急医療の教育の一環として、卒後臨床研修医が毎年出場しており、若さ溢れるチーム構成となっています。昨年の優勝に引き続き、4回目の優勝という快挙を成し遂げました。
今後も、訓練を重ね積極的に参加していき、救急医療の普及に役立ちたいと考えています。
今後も積極的に参加していき、救急医療の普及に役立ちたいと考えています。